ようこそ!さかもと小児クリニックへ〈 小児科/アレルギー科・tel/045-540-1023 〉

アトピー性皮膚炎

原因

アトピー素因を背景とする湿疹性の皮膚炎。

脂漏性湿疹(しろうせいしっしん) や、慢性湿疹(まんせいしっしん) といった名前でよぶこともあります。

アトピー性皮膚炎のこどもは健康そうにみえる部分の皮膚も、なんとなくザラザラしているのが特徴です。

重症になると全身に病変が広がり、かゆみが強くなり、日常生活が制限されることもあります。

生後まもない赤ちゃんで顔や頭に湿疹ができているのは、アトピー性皮膚炎の可能性もあるため、専門医に相談してください。

主にアレルギー(ダニ・ハウスダスト・食物など)が原因で、乳幼児期に発症する場合が多いです。

また、皮膚が弱い(皮膚バリアーの低下)などの非アレルギー性の場合もあります。

アトピー性皮膚炎の皮膚には、黄色ブドウ球菌が検出されることが少なくありません。その結果、細菌感染を起こし、炎症の増悪を起こします。

治 療

おうちでは、いかに上手なスキンケア(細菌やアレルゲンなどの除去)をおこなえるかが、ポイントになります。

病院で症状にあった軟膏(保湿剤などの副作用のないもの)を処方してもらい、指示通りに使いましょう。

軽症であればこれだけでも改善されていきます。

また、アトピー性皮膚炎は、日本人が卵、牛乳などを多く摂取するようになって、食生活の欧米化や多様な社会化によって急激に増加してきました。

 お母さん方の曾おじいさんやおばあさんの時代には、ほとんどといってなかった病気です

それゆえ中等度から重症の児には、必要であれば血液検査などでアレルゲンを確定し、専門医のもとで適格な食物除去療法 が必要となります。

また、アトピー性皮膚炎児の約70パーセントに食物が関与しているといわれています。長く症状が続く場合には、アレルゲンを調べてみるとよいでしょう。

具体的な対策

1 原因となるアレルゲンを除去する環境整備

おうちのなかにいる ダニ・カビ・ペットは、皮膚症状を悪化させる要因です。これらに関しての対策はとても重要です。

室内をきれいに保ちましょう。(お掃除はこまめに行ってください)

ペットを室内で飼うのは、なるべくやめましょう。

寝具は、清潔に保ちましょう。

衣類・寝具は、チクチクしたものが直接肌に触れないようにし、硬い生地も控えましょう。

つめを短く切り、清潔に保ってください。かきむしったり、傷口にばい菌が入ってしまいます。(とびひや水疱疹の原因になります)

2 薬物療法

(1)軟こう 

ステロイドは「強くて怖いお薬」という認識のある方が殆どだと思います。

ステロイド剤の軟膏に関しては、湿疹がひどいときにはきちんと使い、よくなってきたら保湿剤に変更していけば安全に使用できます。

アトピー性皮膚炎は乾燥が大敵ですので、洗ったあとに専門医の指示に従った軟膏をぬりましょう。

(2)抗アレルギー剤

乳幼児期のアトピー性皮膚炎から気管支喘息に移行する割合(アレルギーマーチ)は、かなり高いため、移行を防ぐことが大切です。

近年、抗アレルギー剤を長期にわたって用いることが、その後のアレルギー疾患の発症をかなりの割合で予防することは、世界的にも常識になっています。

ただ、症状が落ち着いても薬を用いることへの抵抗は誰にもあります。

一定期間きちんと服薬すれば大丈夫でしょう。

お子さんのアレルギーマーチの進行を防ぐことが必要です。

お わ り に

アトピー性皮膚炎は個々に非常に多様で、しばしば乳児湿疹との鑑別が問題となり、その対応の仕方がポイントとなります。

そのため、あせらず、ゆっくりと時間をかけて治療を行うことが必要です。

特に小児の皮膚(乳幼児)は非常にデリケートなため、種々の刺激(アレルゲンや物理的な刺激など)が大敵となります。

皮膚をきれいにつややかに保つために、私どもクリニックでは、徹底的にスキンケアー(bathe-wash out療法)を指導して、そのうえで軟膏処置指導をしていきます。

これだけでもかなりの割合でお肌がきれいになる児が多いです。

ページのtopへ移動します
Copyright (C) 2003-2010 Sakamoto Childrens Clinic. All Rights Reserved.